メディアに取り上げてもらうための依頼文「プレスリリリース」の書き方を紹介するサイトです。地元新聞や全国紙の地域版、またテレビではローカル局のニュース番組をターゲットにしています。

書けたらどうするか

持って行くかファックス

 書けたプレスリリースはご自身で新聞社や新聞社の支局・通信局に持って行かれるか、ファックスで送信してください。配信代行業者からのプレスリリースは取り上げない新聞社やテレビ局がほとんどです。
 なぜ取り上げないかというと、理由はたくさんあるのですが、単純なところでは結果として代行業者の実績作りに利用されることになるからです。せっかくのニュース価値のあるネタが、配信代行に頼んだばかりに取り上げてもらえなくなっては寂しいですよね。
 あと、メールでの送信もお勧めできません。なぜなら、記者たちはプレスリリースを持って取材に出かけ、プレスリリースの空欄部分にメモを書き込んでいく人がほとんどなので、紙媒体でないと不便だからです。

例えば、役所に行ってみよう!

 地域の主要な官公庁(市役所、役場、県庁など)には、記者室という部屋があって、そこに新聞社やテレビ局各社の記者が顔を出しています。
 ですが、住民票をもらうことくらいしか入ったことのない市役所に出かけ、いきなり記者室に飛び込み、今までの人生でまったく接点のなかった記者に話かける。なんてのは、かなりの勇気がいるはずです。そこで、ワンクッション置いた方法を紹介します。
 記者室があるような官公庁には、広報課または情報課といった名前の課があります。広報誌や役所のホームページを作っているのがここの人たちです。記者とも頻繁に会うこの人たちが、メディアの窓口となってくれます。
 作成したプレスリリースを持っていき「投げ込みがしたいんですけど」と声をかけてみてください。
 おそらく「はい、どのような件でしょう」と、聞いてくると思いますので、プレスリリースの紙を出して、概要を簡単に説明します。
 職員に「こんな内容でいいですか」と、たずねてみれば良いと思います。
 確認してもらったら、今度は「何部(何枚)必要ですか?」と聞いてください。必要な部数は、その地域の報道機関の数によります。最初から二十部ほど用意しておけば足りるかと思います。
 役所の職員にとってメディア関係者は、住民への迅速な告知や広域へのPRに協力してもらうプラスの面と、行政に批判的な報道をされるマイナスの面との両面を持っているので、つかず離れずの間柄だと思ってもらえば間違いではないと思います。


ようするに必要な台詞は三つです。
広報、または情報課のカウンターの前に立ち
「投げ込みをしたいんですけど?」
プレスリリースを職員に見せて
「こんな感じでいいですか?」
プレスリリースを入れた紙袋(勝手に紙袋と決めてますけど)を持って
「何部、必要ですか?」
以上です。詳しくは電子書籍

記者室

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